相談先を求めて半年間さまよい
やっと巡り会えました
相談したきっかけ
知的障害をもつ息子の後見人の対応があまりにひどくて悩んでいました。
知人から「後見の杜」のことを聞き藁にもすがる思いで相談しました。
私の息子(40代)には知的障害があります。介護事業所の職員から暴行を受けてケガをさせられ、裁判に訴えるために弁護士に相談したところ、後見人をつけましょう」「お母さんが後見人になれますよ」と言われて申し立てをしました。ところが後見人になったのは相談したその弁護士でした。後見人になってからの最初の面接で、そもそもの目的だった裁判は「止めましょう」と切り出されました。「それはお母さんのエゴ」「こんな田舎で裁判起こしたら息子さんが損をする」と言うのです。話が違うので、正直、びっくりしました。加えて、息子のためにコツコツ貯めてきた預金通帳を強引に提出させられました。さらに、満期前の定期預金を理由もなく解約しようとするので、その理由を尋ねると声を荒げて威圧してきました。子を思う親の気持ちをまったく理解しない人であることがわかり、「この人を信じて後見の申し立てなんてしなければよかった…」と私は自分を責めました。家裁に苦情をいっても、自治体や議員さんに相談しても、受け付けてもらえません。司法書士さんに相談しても「弁護士さん相手だとちょっと」と後ずさりされました。このような人がこのまま息子に一生つくと思うと絶望しかなく、見せしめに、家裁の中で息子を道連れに死のうとさえ思いました。そうしたところ知人が「後見の杜」の存在を知って、まずは知人が、次に私が電話で相談したのが相談の背景と経緯です。
後見の杜の「相談対応」を受けた感想
私の望みが叶いました。「後見の杜」を信じて良かった。
後見の杜さんは事情を丁寧に聞いてくれました。そうして「どうなったらよいと思いますか」と聞いてくれので「私が後見人になりたい」と率直に伝えたところ「やってみよう!そもそもそういう話だったのだし」との回答を頂きました。当初選任されなかった理由の一つに「高齢(70代)」があったこともあり、私も家族も「相手は国。そんなことが本当にできるのか」と半信半疑でしたが、アドバイスを受けながら手続きを取り続け、家裁の面談を受けた結果、その弁護士は辞任し、私が後見人になることができました。望みが叶うまで数か月かかりましたが、力強い励ましと温かい対応を頂き、遠くまで来ていただき、アドバイスに従って安心して進むことができました。望み通りにしていただいて本当に感謝しています。微力ではありますが、この経験をもとに、今後私にできることがあれば社会に恩返しをさせていただきたいと思っております。
最近のお悩みの傾向について
解説:一般社団法人「後見の杜」宮内康二代表
家族に弁護士等の後見人がついている方からのお悩みの内容で多いのが次の3つです。
- 家族の反対を押し切って自治体が強引に後見人を付ける手続きをした
- 家裁やリーガルサポートに後見人の文句をいっても取り扱わない
- 後見制度そのものから離れる方法はないのか
ご自分が家族の後見人をされている方からのお悩みの内容で多いのが次の3つです。
- 家庭裁判所から後見制度支援信託か監督人を選べといわれ当惑している
- 監督人から不当に文句を言われ、高額な報酬を請求されて困る
- 財産管理をする後見人がつき被後見人の通帳を出せとせがんでくる
後見人をつけるかご検討中の方からのお悩みの内容で多いのが次の3つです。
- 後見人って大丈夫なの?
- 後見制度以外の方法はないの?
- 家族が後見人になるにはどうしたらいいの?
私たちは、後見される側やそのご家族の立場にたって、
一つ一つの後見事例の適切な運用をサポートします。
複雑な後見制度を紐解き、その運用を改善・向上していきましょう。