後見人相談士の資格はどうすれば取得できますか?
後見人相談士とは?
後見制度を勧めると「家族でも後見人になれるの?」「費用はいくらかかるの?」「後見人は何をしてくれるの(してくれないの)?」「後見人と揉めたらどうするの?」などの質問を受けるでしょう。
一般社団法人後見の杜が養成し認定する後見人相談士は、後見に関する各相談に的確に応じる人材で、医療・介護・金融・不動産・その他の分野の方々から人気の資格(商標登録第5768565号)です。研修では、後見人をつけるべきか否かの見極め方、後見人をつけたり外す手続きの種類と内容、後見制度の利用に伴う費用の試算、後見制度以外の方法で問題を解決する場合の手続きの種類と内容、後見人に関する苦情への対応方法などについて実例をもとにわかりやすく解説します。他の参加者との交流を通じ経験を広めることもできます。
1.何ができるようになるの?
〇後見人相談士の資格を取得し仕事上の相談業務に役立てることができます
〇高齢者や障害者の財産問題に関し適切に対応できるようになります
〇後見制度を使うことのメリットやデメリットについて具体的に説明できるようになります
〇後見制度に関する事務の支援ができるようになります
〇後見人に関するセミナーや相談会を主催できるようになります
2.どのような人が後見人相談士の研修を受けているの?
後見人相談士の研修を受講しているのは以下のような方々です。
〇自治体、地域包括支援センター、社会福祉協議会、銀行、保険会社、証券会社、不動産事業
者、病院、介護事業者、作業所、葬祭会社、シルバー人材センター等に勤務する方
〇ケアマネジャー、社会福祉士、ファイナンシャルプランナー、民生委員、医療ソーシャルワ
ーカー、消費生活アドバイザー 、弁護士、司法書士、税理士、行政書士、社会保険労務士、
保健師、薬剤師、看護師、理学療法士、作業療法士、精神保健福祉士、認知症サポーター、
相続診断士、家族信託コーディネーター、歯科衛生士、ろうあ者相談員、調停委員、人権擁
護委員、自治会・町内会・マンション管理組合、議員、その他
〇高齢者や障害者のご家族
3.研修は何時間?費用はいくら?どこで開催されるの?
研修は4時間です。受講料は23,000円(年会費6,000円を含む)です。後見人相談士研修は「出前講座」を原則としています。会社やグループで12名以上お集まりであれば全国どこへでも伺います(講師等2名分の交通費は別)。ご興味ある方は03-3793-0030もしくはinfo@sk110.jpまでお気軽にご連絡ください。事務局より折り返し連絡いたします。
4.後見人相談士になった方々の声
後見人相談士になった方々の声
〇後見の中身や実情を深く理解できるようになった
〇後見制度を使わないで相談者の問題を解決できるようになった
〇個別かつ具体的に後見の必要性や費用を説明できるようになった
〇知り合いの相談まで受けて欲しいと言われるようになった
〇後見に関する研修会や相談会を開いてほしいと頼まれるようになった
〇その他
まとめ
後見人相談士とは、必ずしも後見人にはならないが、後見に関する各相談に的確に応じることができる人材です。後見人をつけるべきか否かの見極め方、後見人をつけたり外す手続きの種類と内容、後見制度の利用に伴う費用の試算、後見制度以外の方法で問題を解決する場合の手続きの種類と内容、後見人に関する苦情への対応方法などを理解したうえで、仕事上の相談業務はもちろん、自分の家族や友人にアドバイスできるようになります。
最近のお悩みの傾向について
解説:一般社団法人「後見の杜」宮内康二代表
家族に弁護士等の後見人がついている方からのお悩みの内容で多いのが次の3つです。
- 家族の反対を押し切って自治体が強引に後見人を付ける手続きをした
- 家裁やリーガルサポートに後見人の文句をいっても取り扱わない
- 後見制度そのものから離れる方法はないのか
ご自分が家族の後見人をされている方からのお悩みの内容で多いのが次の3つです。
- 家庭裁判所から後見制度支援信託か監督人を選べといわれ当惑している
- 監督人から不当に文句を言われ、高額な報酬を請求されて困る
- 財産管理をする後見人がつき被後見人の通帳を出せとせがんでくる
後見人をつけるかご検討中の方からのお悩みの内容で多いのが次の3つです。
- 後見人って大丈夫なの?
- 後見制度以外の方法はないの?
- 家族が後見人になるにはどうしたらいいの?
私たちは、後見される側やそのご家族の立場にたって、
一つ一つの後見事例の適切な運用をサポートします。
複雑な後見制度を紐解き、その運用を改善・向上していきましょう。