後見人の当たりとハズレ
良い後見人を探すのは容易なことでありません。
家族だから良い、弁護士だから大丈夫ということでもありません。
後見人には「当たり」と「ハズレ」があるようです。
当たりの後見人がつくと、被後見人の生活は、後見人がつく前より良くなります。
例えば、後見人の手配により
「より良い施設に入れた」
「旅行に行けるようになった」
「旧友と再会できた」
などの実例があります。
真偽のほどは定かではありませんが、
「後見人がついて安心したせいか、被後見人の髪の毛が黒くなった!」
という話もあります。
後見人がハズレの場合、被後見人の生活は、後見人がつく前より悪くなります。
例えば、後見人の手配により
「入る必要のない施設に入れられた」
「住んでいる家を売られそうになった」
「お金はあるのに生活費が足りない」
などの実例があります。
現に後見人の約100人に1人が「被後見人のお金を使い込んだ」等の理由で解任されています。
良い後見人を探すのは容易なことでありません。
家族だから良い、弁護士だから大丈夫ということでもありません。
良い後見人選びのポイントといえば
「被後見人のところへ45分以内に行ける人」
「人として、また、後見人として、コミュニケーションが取れる人」
「どのような後見をしていくかについて具体的な計画や展望がある人」
などが有効と思われます。
ついている後見人に対し「変だな・おかしいな」と思っても、何を、どうすればよいか、
わからない人は少なくありません。
そのような時は、
まず「後見人に、なぜ、そのようなことをするのか・言うのか、照会します」。
次に「後見人の発言や行動に関するメモや証拠を集めます」。
そして「家裁に対し、後見人に注意するよう求めます」。
それでもだめなら「家裁に対し、後見人を解任するよう求めます」。
いずれも後見業界の一般的手続きで、内容的にも難しくありません。
実際、少なからぬ方が実行し、一定の成果をあげています。
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