2019.04.01
「障害があるから遺産分割に後見」は嘘!
「障害があるから遺産分割には後見が必要」は嘘!
「障害があるから、後見がないと、お父さんの遺産分割はできません」という銀行や
弁護士がいますが、これは嘘。
障害があろうが、それなりの意思表示ができ、名前が書け、本人の実印があれば、
後見無しで、親が残してくれたお金を家族で分けることは全然可能です。
実際、「銀行にそう言われた」「銀行の弁護士がそう言っていると銀行が言っている
ということで、私が、お母さん・お兄さん・障害のある本人=相続人と一緒に銀行に
行ったら、何も言われず、相続手続きが終わることしばしば。
「銀行の態度が全然違った」「俺たちなめられていた」「悔しい」という家族を見る
につけ「酷いなあ」と思います。
銀行や弁護士の言われたとおりに後見つけたら、結果的に、後見費用として何百万円も
取られ、場合によっては家族に内緒で遠い施設に障害を持った家族が追いやられた実例、
皆さんお分かりですよね。
実印を作るのに能力査定は要りません
アスペルガーの人が印鑑登録をしに行ったら「卒業高校は?」「卒業年度は?」と
自治体職員に根掘り葉掘り聞かれたようです。
「なんかおかしくない?」と思って関係者が自治体に照会したところ
「うちでは本人の能力を確認することになっている。条例にもある。実印は大事な
ものですからね」と自信満々に応えたそうな。
で、条例を見ると「印鑑を作るのが本人の意思かどうかの確認」とだけありました。
これって能力確認とは違うよね。
はい、残念!法に根拠のないことしてしまった自治体の方、深く反省してください。
大きなお世話を超えて障害者に対する差別行為ですから。
まとめ
「障害があるからウンヌン」は原則ウソと思いましょう。
「障害があってもウンヌン」がもはや普通でしょう。